うるせぇよ、うるうるせぇよ、うるせぇよ みたいな歌詞の曲
全然違った。怒られそう。
ここ数年、米津玄師を筆頭にボカロPやら歌い手等のインターネット出身アーティストが急激にJPOPシーンに食い込んできた感がある。
・ブイブイ言わせてるボカロ出身アーティスト例↓
Ado
YOASOBI
ヨルシカ
ずっと真夜中でいいのに
↑どれか昼にしろ
神山羊
須田景凪
・人気アニメ主題歌に起用されたことで注目を浴びたアーティスト例↓
LiSA(鬼滅の刃)
Eve(呪術廻戦)
※Eveは元々歌い手としても有名だったらしい。
そもそも、アニメ主題歌やインターネット音楽がこんなバカスカ上位に来ることがあったか?少なくとも10年前はなかった。
「けいおん!」が流行った時は売上こそ上位だったものの、オタク文化がそこまで世間に浸透していなかったからか、深夜のCDTVでは取り上げられてもめざましテレビでガッツリ特集されたりはしていなかったはずだ。
■今昔の売れ方の違い
火を見るよりも明らかだが、今と昔とではアーティストの売れ方が変わっているのだ。
昔のバンドマンやらSSWは駅前で歌ってチラシを配り、小さいハコでライブし、少しずつファンを増やしてって大きくなっていき、
やがて事務所に所属し、テレビCMで流してもらってCDショップで大々的に置いてもらって、、という形(もちろん例外はある。)
今や小さい子でもスマホを持つような時代で、誰でもインターネットとかいうクソデカい情報の海を利用できるようになった。
・自作の曲を手軽に投稿できるようになり、SNSなどで不特定多数の人の目に止まりやすくなった。
⇒ハコに来なくても音楽自体を知ることができるようになった。
・いいねやリツイートなど、ユーザー間で共有する仕組み
⇒音楽に限らずだが、知名度が爆発的に広がる主な原因はコレだと思っている。ねずみ算式にファンがファンを作っていく。
・アーティスト本人も自分で考えていることや、あるいはちょっと歌ってみたとか、作業風景なんかを投稿できるようになった。
⇒ファンとの距離が一気に近づき、身近なものに感じられるようになった。
"埋もれていた作曲や歌唱の才能を見出しやすくなった"という意味ではいい時代になったと思う反面、多様化・量産化されすぎててオジサンもう目が回る。
また、アーティスト側からすれば単にライバルが増えて、売れるためのハードルはめちゃくちゃ上がっているのでは??
■ボーカロイドについて
よく曲が"ボカロっぽい"との表現されることがあるが、
ボーカロイドは本来ボーカルの代わりとなる電子楽器である。
自分で歌えなくても、歌のうまい人に頼まなくても曲として成立させられる。
初音ミクを筆頭にアニメキャラとして押し出していたことや、リアルだけど抑揚のつきにくい電子音がいわゆる"ボカロっぽさ"を生み出していただけで、
曲自体にはしっかりと各アーティストとしての個性がある。
米津玄師(ハチ)やヒトリエ(wowaka)など、今の世代に影響を与えたレジェンド達の中でも、先駆者といえばやはり「メルト」で一気に知名度を上げたsupercell(ryo)だと思う。
1作目以降、ボカロではなくゲストボーカルを起用しているが、SSWのやなぎなぎをボーカルに迎えた2ndアルバム「Today Is A Beautiful Day」はただただ名盤。
ヤバいよヤバい...オジサンなのがバレちゃう.....